入院と日帰り、70歳以上の方は「5万円」も差が出る?
「手術が必要なのはわかったけれど、一体いくらかかるのだろう……」。医療費の問題は、患者さんだけでなく、それを支えるご家族にとっても非常に切実な不安要素です。特に鼠径ヘルニア(脱腸)の治療において、現在主流となっている「腹腔鏡手術」を検討する場合、3泊程度の「入院」で受けるか、当院のような「日帰り(外来)」で受けるかによって、家計への負担には想像以上の差が生まれます。
今回は、2022年6月に横浜関内に開院した当院の視点から、特に「70歳以上・2割負担世帯」の方が知っておくべき、劇的な費用の違いについて詳しく解説します。
1. 「日帰り」なら自己負担の上限が圧倒的に低い
日本の公的医療保険制度には、1ヶ月に支払う医療費の上限を定める「高額療養費制度」があります。この制度において、70歳以上(2割負担・一般区分)の方は、「外来(日帰り)」と「入院」で上限額が全く別々に設定されていることをご存知でしょうか。
2. 具体的な支払い額のシミュレーション
では、実際に窓口で支払う総額はどのくらい変わるのでしょうか。鼠径ヘルニアの腹腔鏡手術を受けるケースで比較してみましょう。
高額療養費の上限「57,600円」に加えて、保険適用外のコスト(食事代、パジャマ・タオルのレンタル代、差額ベッド代など)が加算されます。結果として、窓口での支払額は約7万円〜8万円前後になるのが一般的です。
上限額が18,000円に抑えられるだけでなく、入院しないため食事代や雑費は一切かかりません。お薬代などを合わせても、窓口での支払いは約2万円以内で収まるケースがほとんどです。
つまり、日帰り手術を選択するだけで、入院と比べて「5万円以上」も手元に残るお金が変わるのです。これは、年金で生活をやりくりされている世代の方々にとって、極めて大きな違いではないでしょうか。
70歳以上(2割負担)の方の自己負担上限額(月額)
| 区分(所得) | 外来(個人ごと) | 入院含む(世帯単位) |
|---|---|---|
| 一般(2割負担) | 18,000円 | 57,600円 |
| 低所得者II(非課税) | 8,000円 | 24,600円 |
| 低所得者I(非課税) | 8,000円 | 15,000円 |
3. 「時間」と「精神的負担」の節約
費用面だけでなく、70歳以上の方にとって「環境が変わらない」ことのメリットは計り知れません。入院生活は、慣れないベッドや食事、相部屋の音などにより、ご高齢の方ほど心身のストレスを感じやすく、一時的に体力が低下してしまうこともあります。
日帰り手術であれば、手術したその日のうちに住み慣れた我が家へ帰り、ご自身の布団でゆっくり休むことができます。「日帰りという賢い選択をして、浮いた5万円を術後の栄養価の高い食事や、孫との時間のために使う」。これこそが、当院が提案する新しい医療の形です。

まとめ:横浜関内で「納得のいく治療」を
当院では外科専門医である川崎院長が、大学病院等と同等の最新腹腔鏡システムを用いて手術を行います。日帰り手術に特化した効率的な運用を行っているからこそ、この費用面でのメリットを最大限に患者さんへ還元できるのです。
「自分はいくらかかるのか?」と不安な方は、ぜひ受付や診察時に保険証をご提示ください。スタッフが概算のシミュレーションを丁寧に行います。
横浜みなと外科クリニックでは、鼠径ヘルニアと大人の陰嚢水腫について日帰り手術を行なっております。多くの症例を経験していますので的確な診断と治療方法について診察しております。
お悩みの方は、お気軽にお問い合わせください。
横浜みなと外科クリニック 院長 川崎篤史



















