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日帰り手術①
日帰り手術って・・・
日帰り手術は、生活のリズムを崩さない。
日帰り手術とは、患者様が手術当日に来院し、手術を受け、その日のうちに帰宅する手術のことをいいます。
入院の必要がなく、手術を受けた数時間後にはご自分で歩いて帰宅できる治療です。
アメリカやイギリスでは一般的な手術方法で、日本でもその安全性と利便性から積極的な導入がはじまっています。
日帰り手術は、全ての疾患や全ての医療機関で行われている訳ではありませんが、医療技術や機器の進歩により、患者様への負担の少ない術式の確立、安全性の高い麻酔方法などにより日帰りで受けられる手術が増えています。
当院で日帰り手術が可能な疾患は、「鼠径ヘルニア」、「臍ヘルニア」、「痔核」、「陰嚢水腫」などです。
私は、これまで上記疾患に対する日帰り手術を4,000件以上経験してまいりました。
現代社会では仕事や育児、介護などによってお忙しい方が多く、入院手術のスケジュールを作ることが難しい方が多くなっております。
入院によって、何日も留守にすることが難しい方にとって、生活のリズムを崩さずに治療できる最良の選択肢と考えております。
日帰り手術の定義
「日帰り手術」の定義は?
日本において、「日帰り手術」には二通りの意味があった。広義には患者が入院してから24時間以内に退院する手術を示し、狭義には患者が同一の日に入院、手術、退院をすることであった。
2000年、厚生労働省は短期滞在手術基本料を制定し、保険診療上は、患者が同一の日に入院、手術、退院することを厳密に「日帰り手術」とした。
一方欧米では、日帰り手術に相当する単語として、day surgery、day-case surgery、1-day surgery、same day surgery、one-stop surgeryなどがあり、入院せずに外来で行う手術としてamubulatory surgery、outpatient surgeryなどがある。欧米での日帰り手術とは、入院しない手術や外来手術を意味していると考えられる。
また、1泊2日の入院手術として、overnight surgeryがある。
いずれにしても、欧米での鼠径ヘルニア手術は、日帰り手術、もしくは1泊2日の短期間の入院手術が一般的である。
上記のように鼠径部ヘルニア診療ガイドラインに記載されています。
少し複雑ですね?
もう少し詳しい解説が必要です。この続きは、次の機会に・・・。
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