「鼠径ヘルニア(脱腸)放置する危険性とセルフチェック」
はじめに:お腹や足の付け根に「不自然な膨らみ」はありませんか?
「立っていると、足の付け根(鼠径部)に柔らかいしこりのような膨らみが出てくる」
「お風呂に入っているときや、横になると自然に引っ込む」
「お腹の下のほうに違和感や張りを感じる」
このような症状に心当たりのある方は、「鼠径(そけい)ヘルニア」、いわゆる「脱腸(だっちょう)」の可能性があります。
鼠径ヘルニアは男性に非常に多く見られる病気の一つですが、「痛みがないから」「恥ずかしいから」と放置してしまうケースが少なくありません。しかし、鼠径ヘルニアは薬の服用や筋トレなどで自然に治ることはありません。
今回は、ご自身で確認できるセルフチェックと、放置した場合のリスクについて分かりやすく解説します。
自分でできる!鼠径ヘルニアのセルフチェック
まずは、ご自身の症状が鼠径ヘルニアに当てはまるかチェックしてみましょう。
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【チェック1】
お腹に力を入れたときや立っているとき、足の付け根が膨らむ
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【チェック2】
手で押したり、横になってリラックスしたりすると膨らみが消える
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【チェック3】
長時間立ったり歩いたりしていると足の付け根が痛む・だるくなる
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【チェック4】
くしゃみや咳の後や、重い物を持ったりすると膨らみが大きくなる
1つでも当てはまる場合、本来はお腹の中(腹膜)に収まっている腸などの内臓が、筋膜の隙間から皮膚の下に飛び出している状態(鼠径ヘルニア)が疑われます。
鼠径ヘルニアを放置すると?最大の危険「嵌頓(かんとん)」とは
「たまに出てくるだけで痛くないから、放置しても大丈夫」と思っていませんか?実は、放置を続けることには非常に大きなリスクがあります。それが「嵌頓(かんとん)」と呼ばれる状態です。
【注意】放置すると危険な「嵌頓(かんとん)」リスク
嵌頓とは、隙間から飛び出した腸が筋肉の穴で強く締め付けられ、お腹の中に戻らなくなってしまう緊急事態です。
- 血流が途絶え、腸が腐敗(壊死)する危険性がある
- 突然、激しい激痛や吐き気、嘔吐を引き起こす
- 放置すると命にかかわるため、緊急手術(場合により開腹手術)が必要になる
昨日までは指で押せば戻っていた膨らみが、ある日突然戻らなくなり、激痛に襲われるのが嵌頓の恐ろしさです。嵌頓を起こしてからでは身体への負担も大きくなってしまいます。
まとめ:違和感があるうちに、専門医への相談を
鼠径ヘルニアは、早期に正しく治療を行えば決して怖い病気ではありません。痛みが少ない初期段階で治療を受けることこそが、身体への負担を最小限に抑える一番の近道です。
「もしかして脱腸かな?」と少しでも不安を感じたら、放置せずに専門の医療機関を受診することをお勧めします。
当院(横浜みなと外科クリニック)では、日常生活や仕事への影響を最小限に抑えられる「日帰り手術」に対応しております。「受診すべきか迷っている」という段階でも構いません。まずは一度、気軽にご相談ください。




















